「人間ドックの検便で【要精密検査】と出たけれど、どうすればいいの?」
【要精密検査】の通知を受けとり、不安になっている方もいるかもしれません。
その戸惑いは当然ですが、大丈夫です。
これは、あなたの体があなたにくれた大切なサインです。
そして、病気を早期発見・早期治療するためのチャンスでもあります。
この記事では、検便で【要精密検査】となった時に、
あなたが安心して行動を起こせるように、
どうしたらいいのかをシンプルかつ丁寧にお伝えしていきます。
ご注意:この記事での『検便』とは大腸がん検診で行われている『便潜血検査』のことです。食品関係の仕事の方が細菌を調べるために行っている『検便』とは異なります。
記事の内容
- 検便で【要精密検査】とは?それはあなたの体からの大切なサイン!
- 検便で【要精密検査】の時に必要な検査は?
- 検便で【要精密検査】のとき、病院はどこに行けばいい?
- 検便で【要精密検査】のとき、実際に病院を選ぶポイントは2つ!
- 検便で【要精密検査】のとき、大腸肛門科を選ぶメリットは?
- Q&A〜よくある質問〜
この記事の信頼性
この記事を書いた私の名前は「金澤 周(かなざわ あまね)」です。

埼玉県草加市にある、草加西口大腸肛門クリニックの院長です。
また、大腸と肛門の専門医であり指導医でもあります。
これまでに便潜血陽性で悩む患者さんを10,000人以上診察してきました。
これを読めば、あなたも検便で【要精密検査】のときにあわてず行動することができます。
『あなたとあなたの大切な人の健康と未来を守るために』
それでは始めていきましょう。
検便で【要精密検査】とはどういうこと?それはあなたの体からの大切なサイン!
検便で【要精密検査】になったということは、
便に血液が混ざっているということです。
この出血の原因には、大きく3つの可能性があります。
- 痔
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
この3つの中で、あなたの命に関わるのは『大腸がん』。
つまり、『検便で【要精密検査】=『大腸がん』があるかもしれない」ということになります。
しかし、早期発見できれば、治療の選択肢が広がります。
だからこそ、精密検査を受けることが重要です!
検便での【要精密検査】の原因について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

検便で【要精密検査】の時に必要な検査は?
あなたの命に関わる『大腸がん』の早期発見・早期治療のために最も重要な検査は、『大腸内視鏡検査』です。

大腸内視鏡検査とは、
- おしりから内視鏡を入れて、大腸の内部を直接観察できる
- 『大腸がん』があるかどうかを確実に調べることができる
- 大腸ポリープがあれば、その場で切除できる場合もある
つまり、『大腸内視鏡検査を受ける=大腸がんの可能性をしっかり調べることができる』
ということです。
ご注意:ポリープの切除については、病院によって対応が異なりますので、各病院への確認が必要です。
大腸内視鏡検査の手順や流れについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

検便で【要精密検査】のとき、病院はどこにいけばいい?
大腸内視鏡検査が必要ということはおわかりいただけたと思います。
次にあなたがするべきことは、
『大腸内視鏡検査を受けられるクリニック・病院を受診すること』です。
大腸内視鏡検査を受けられる病院は、
- 大腸・肛門科
- 消化器内科
- 内視鏡内科
- 胃腸科
- 外科
などがあります。
ただし、すべての病院が大腸内視鏡検査を実施ているわけではありません。
病院を選ぶ際には、公式サイトなどで事前に確認しましょう!
検便で【要精密検査】のとき、実際に病院を選ぶポイントは2つ!
ここからは、実際に病院を選ぶ際の2つのポイントについて説明していきます。

病院を選ぶポイント ① 生活圏内・通勤圏内にある病院
大腸内視鏡検査では、
- 検査前の食事制限
- 検査当日の下剤の服用
などが必要です。
そのため、通いやすい、
『生活圏内、通勤圏内にある病院』で受けるのがおすすめです。
でも、近くに、いくつか病院がある場合にどこで受けたらいいのか迷いますよね。
そので次のポイントです。
病院を選ぶポイント ② 日帰りで大腸ポリープの切除をしている病院

大腸ポリープの中には、『大腸がんの前段階』のものもあります。
検査中にポリープが見つかった場合、
その場で切除できる病院を選ぶと、
もう一度下剤を内服して、ポリープ切除のために内視鏡検査を受ける手間が省けて、
身体的・時間的・経済的負担は少なくなります。
このため、『日帰りで大腸ポリープの切除をしている病院』を選ぶのがおすすめです。
ご注意:ポリープの大きさや個数によっては入院での切除が必要となる場合があります。
検便で【要精密検査】のときに、大腸・肛門科を選ぶメリットは?

検便で【要精密検査】となり、大腸内視鏡検査をして「異常なし」と言われたのに、
「でも、検便で要精密検査になったのはなんで?」
と疑問に思う方もいらっしゃいます。
その原因の多くは『痔』です。
痔による出血でも、検便で【要精密検査】になることがありますが、大腸内視鏡検査では痔の正確な診断は難しいです。
『大腸・肛門科なら、大腸とおしりのトータルケアができる!』
つまり、大腸がんの有無を調べるだけでなく、
痔による出血が原因かどうかを明確に診断できるのが、
大腸・肛門科の強みです。
また、大腸ポリープの有無の確認や内視鏡でのポリープ切除、
痔が原因で出血している場合にも適切な治療が可能です。
「大腸は異常なし。でも、出血の原因がわからない…」
『大腸とおしりのトータルケアができる大腸・肛門科』を選ぶことで、
総合できな診断と治療を受けることができます。
『大腸とおしりのトータルケア』をご希望の方は、ぜひ大腸・肛門科を受診してみてください。
Q&A〜よくある質問〜
- 検便で【要精密検査】だったら、必ず大腸がんなの?
-
いいえ。痔や大腸ポリープが原因であることが多いです。ただし、検便(便潜血検査)が1回陽性の場合は約3%、2回陽性の場合は約10〜14%と言われています。このため大腸がんの可能性を否定するためにも、大腸内視鏡検査を受けましょう。
- 大腸内視鏡検査って痛いの?
-
痛みの感じ方には個人差がありますが、検査の際に鎮静剤や鎮痛剤を使うことで、痛みや不安をかんじにくくなります。「大腸内視鏡検査は痛そうで不安」という方は、検査前に相談をしてみてください。
- どのくらいの頻度で大腸内視鏡検査を受けるべき?
-
大腸ポリープの有無や、家族に大腸がんの方がいるかどうかなどによって変わってきます。大腸ポリープがあった場合には、1〜3年ごとの検査を推奨します。異常がなかった場合でも、3〜5年ごとに受けることをお勧めします。
- 大腸内視鏡検査の費用はどのくらい?
-
保険診療の3割負担の場合、観察のみの場合は約6,000円、生検(組織検査)をした場合は、約10,000円〜18,000円、ポリープ切除をした場合は、約23,000〜33,000円となります。
- 仕事が忙しくて検査を受ける時間がないんです…
-
大腸内視鏡検査は、食事制限など事前の準備が必要ですが、1日休みが取れれば日帰りで受けられます。土日対応の病院もあるので、自分が通いやすい病院を検索してみてください。
まとめ

ここまで記事を読んでいただきましてありがとうございました。
検便で【要精密検査】のときに、どうしたらいいかおわかりいただけましたでしょうか?
検便で【要精密検査】の原因として、
最も注意すべきはあなたの命に関わる大腸がんです。
まずは、大腸がんがあるのかないのかを確かめるために、大腸内視鏡検査を受けてください。
『検便で【要精密検査】は、あなたの体があなたに伝えている危険のサイン』です。
病院を受診しない理由を探すのではなく、
まずは大腸内視鏡検査をしているクリニックや病院で相談をしてみてください。
この記事が、
- 皆様の健康維持
- 皆様の病気の早期発見・早期治療
- 皆様が大腸肛門科を受診する際の不安の軽減
これらのためにお役に立てれば幸いです。
『あなたとあなたの大切な人の健康と未来を守るために』
草加西口大腸肛門クリニック 院長 金澤 周(かなざわ あまね)
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