「お腹の調子が悪くて朝の電車がつらいです」
「学校で緊張したりするとお腹が痛くなってトイレにいきたくなります」
「トイレのことが心配で外出や旅行になかなか行けません」
とお腹の不調のために来院される方がいらっしゃいます
『過敏性腸症候群(IBS)』はストレス社会の進行や、食生活の変化、現代的なライフスタイルの影響などで、近年増加傾向にあります。
この記事では、最新のガイドラインや論文を参考にしながら、皆さんがIBSについておおまかに知ることができるように、
大腸肛門科医の立場からわかりやすく解説をしていきます。
この記事の内容
- 過敏性腸症候群(IBS)とは?
- 過敏性腸症候群(IBS)の原因
- 過敏性腸症候群(IBS)の分類
- 過敏性腸症候群(IBS)の症状
- 過敏性腸症候群(IBS)の検査・診断
- 過敏性腸症候群(IBS)の治療
- 草加西口大腸肛門クリニックででの【過敏性腸症候群(IBS)】の診療
この記事の信頼性
この記事を書いた私の名前は「金澤 周(かなざわ あまね)」です。

埼玉県草加市にある、草加西口大腸肛門クリニックの院長です。
また、大腸と肛門の専門医であり指導医でもあります。
そして、毎年約1,000件の大腸内視鏡検査を行っています。
これを読めば、『過敏性腸症候群(IBS)の原因・症状・治療・薬について』が分かります。
『あなたとあなたの大切な人の健康と未来を守るために』
それでは始めていきましょう。
過敏性腸症候群(IBS)とは?
過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)は、
大腸や小腸に炎症や腫瘍などの「目に見える異常(=器質的異常)」が見つからないにもかかわらず、
腹痛や腹部の不快感が、便通の異常(下痢・便秘・その繰り返し)とともに慢性的に続く病気です。
このように、臓器に異常がなくても、はたらき(機能)に異常がある状態を「機能性消化管疾患」と呼びます。
IBSでは、
- 腸の動き(蠕動運動)の異常
- 痛みを感じやすくなる知覚の過敏
- 腸内細菌のバランスの乱れ
- 粘膜のバリア機能の低下
- ストレスなどの心理的要因
などが複雑に関わっていることがわかっています。
この病気は、世界中で共通の診断ルール(Rome IV(ローマ・フォー)基準:2016年)に基づいて診断されます。

このルールでは、「お腹の痛みが少なくとも週に1回以上あって、排便と関係していること(排便すると楽になる、回数が変わる、便のかたちが変わるなど)」が大切なポイントとされています。
また、こうした症状が少なくとも3か月以上続いていることも診断の条件です。
日本におけるIBSの有病率は、Rome IV基準による調査では約2.2%とされていますが、
よりゆるやかなRome III基準(2006年)や自己申告ベースの調査では10〜15%とされる報告もあります。

特に20〜40代の働く世代に多く、女性にやや多い傾向があります。
IBSは命に関わる疾患ではないものの、
- 「朝、電車での通院の際に途中でトイレに行きたくなる」
- 「外出先で急にトイレに行きたくなる」
- 「会議や試験の前に腹痛が起きる」
など、日常生活に深刻な影響を与えることがあり、生活の質(QOL)を著しく低下させることがあります。
おなかの調子がよくないことが続いて生活に支障を感じたりする場合は、
IBSかもしれませんので、早めに病院で相談をしてみてください。
過敏性腸症候群(IBS)の原因
過敏性腸症候群(IBS)のはっきりとした原因はまだ完全には解明されていませんが、
これまでの研究から、複数の要因が複雑に関わっていることがわかっています。
とくに、脳と腸の相互作用や腸内環境の乱れ、腸の感覚や運動の異常が中心的な役割を果たしていると考えられています。
脳腸相関の乱れ(脳腸相関の異常)

腸は「第二の脳」とも呼ばれ、自律神経を通じて脳と密接に連携しています。
ストレスや不安などの心理的な刺激が脳を介して腸に伝わることで、腸の動きや感覚が過敏になることがあります。
このような脳と腸の連携の乱れ(脳腸相関の異常)が、IBSの発症や悪化に深く関係していると考えられています。
腸内細菌のバランス異常

私たちの腸内には、数百種類以上の細菌が共存しています。
IBSではこの腸内細菌のバランス(腸内フローラ)が乱れていることが知られていて、
それが腸のバリア機能の低下や炎症反応の引き金になると考えられています。
特に、感染性腸炎のあとにIBSを発症する「感染後IBS(PI-IBS)」の存在は、
腸内環境の変化が発症に関わっている証拠のひとつです。
腸の動き(蠕動運動)の異常

IBSでは、腸の内容物を送る働きである「蠕動(ぜんどう)運動」に異常がみられることがあります。
腸の動きが速すぎると下痢、遅すぎると便秘につながり、IBSの症状が引き起こされます。
この腸の動きの異常はストレスや食事の影響を受けやすく、
I症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すというIBSの特徴にもつながっています。
内臓知覚過敏
IBSの方は、腸の中で起きる通常なら気にならない刺激、たとえば「ガスや食物による腸の膨張」を、
強い痛みや不快感として感じやすいことがわかっています。
このような腸の神経の過敏性は「内臓知覚過敏」と呼ばれ、IBSの症状を引き起こす代表的なしくみのひとつです。
食事や生活習慣の影響

IBSの症状は、特定の食べ物や生活リズムの乱れによって悪化することがあります。
脂っこい料理、乳製品、カフェイン、香辛料、アルコールなどが刺激となることがあります。
また、食事の時間が不規則だったり、運動不足や睡眠不足が腸の働きに影響を与えることも知られています。
特に最近では*低FODMAP食(消化されにくい糖質を避ける食事)がIBSの改善に有効とされています。
心理的ストレスやメンタルの影響

IBSはしばしば「心と腸の病気」と表現されるように、
ストレス・不安・うつなどの心理的要因が症状の発症や悪化、慢性化に大きく関係しています。
IBSの患者さんには、不安やうつなどの心の不調が一緒にみられることも多く、
そのような場合には心理療法や抗うつ薬などの治療が効果的なこともあります。
過敏性腸症候群(IBS)の症状

過敏性腸症候群(IBS)のもっとも代表的な症状は、腹痛や腹部の不快感と、それに関連する便通の異常(下痢・便秘・あるいはその両方)です。
これらの症状は腸に目に見える異常がないにもかかわらず慢性的に続くのが特徴です。
腹痛は、食後に悪化しやすく、排便をするとやわらぐことが多くあります。
さらに、便の回数や形が安定しないのもIBSに特徴的な症状のひとつです。
IBSの症状は一時的によくなったり、再び悪化したりを繰り返すことがあり、仕事や学校、外出などの日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
身体のつらさだけでなく、周囲に理解されにくいことから精神的なストレスにもつながることがあります。
IBSでよく見られる症状をまとめると以下のとおりです。
- 排便に関連して起こる腹痛や腹部の不快感
- 便通の変化(下痢・便秘・その繰り返し)
- 食後にお腹の症状が悪化することがある
- お腹の張り(膨満感)
- 便が残っている感じ(残便感)
- ガス(おなら)がたまりやすくなる
- げっぷや胃もたれ感を伴うこともある
- ストレスや緊張で症状が強くなる傾向
これらの症状は、少なくとも3か月以上にわたり、繰り返し起こります。
IBSは命に関わる病気ではありませんが、生活の質(QOL)に大きな影響を与えます。
「もしかしたらIBSかな?」と思ったら、早めに専門医に相談をしてみてください。
過敏性腸症候群(IBS)のタイプ
IBSのタイプは「ブリストル便形状スケール」と呼ばれる、便の形をもとに分類されます。
ここではまず最初に「ブリストル便形状スケール」について説明して、
その後で、国際的な診断基準(Rome IV)に基づき、症状の出方によつて4つのタイプに分類していきます。
ブリストル便形状スケール
「ブリストル便形状スケール」は、便のかたち(形状)から腸の動きの状態を知るための国際的な指標です。

7つのタイプに分けられており、便が硬すぎる場合は便秘傾向、柔らかすぎる場合は下痢傾向を示します。
IBSのタイプを分類する際にも使われており、日々の排便の状態を記録することで、より正確な診断や治療につながります。
ご自身の便のタイプを知ることは、IBSのセルフケアにも役立ちます。
ここからはブリストル便形状スケールをもとに、IBSの4つのタイプについて説明をしていきます。
便秘型IBS(IBS-C)

硬くてコロコロした便(ウサギの糞のような形の便)が多く、排便回数が少ないタイプです。
排便時に強くいきむ必要があったり、出し切れない感じ(残便感)を伴うことがあります。
お腹の張りや不快感が続くことが多く、便通が整うと症状が改善しやすいのが特徴です。
このタイプは女性に多い傾向があると報告されています
下痢型IBS(IBS-D)

急な腹痛とともに、水のような便や軟らかい便が何度も出るタイプです。
特に朝や食後に急に便意をもよおすことが多く、トイレに駆け込むようなケースもしばしば見られます。
ストレスや緊張が引き金になることが多く、通勤・通学や旅行など、外出に不安を感じる人も少なくありません。
男性にやや多い傾向があります
混合型IBS(IBS-M)
便秘と下痢の両方を繰り返すタイプで、日によって硬い便が出ることもあれば、軟らかい便が出ることもあります。
体調や食事、ストレスの影響を受けやすく、「今日はどんな便になるかわからない」といった不安定さが特徴です。
このタイプでは、生活の質(QOL)が特に低下しやすいといわれています
分類不能型IBS(IBS-U)
便のかたちや排便の状態がどのタイプにもはっきり当てはまらないタイプです。
症状に一貫性がなく、医師の丁寧な問診や日々の症状の記録が診断に役立ちます。
このタイプは比較的少ないとされています。
過敏性腸症候群(IBS)の検査・診断
過敏性腸症候群(IBS)は、血液検査や内視鏡などの検査で「目に見える異常(器質的疾患)」が見つからないにもかかわらず、慢性的な腹痛や便通異常が続く病気です。
診断には、大腸がんや炎症性腸疾患などの重大な病気がないことを確かめたうえで、
症状の特徴に基づく「Rome IV(ローマ・フォー)基準」が使われます。
ここで、ブログの最初にでてきたた「Rome IV(ローマ・フォー)基準」についてもう一度見ていきます。
Rome IV基準
以下の条件をすべて満たす場合に、IBSと診断されます。

このように、「痛み」と「排便との関係」が診断の中心になります。
器質的疾患を除外するための検査
IBSは症状だけでは、
- 大腸がん
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
などと区別がつきにくいため、まずこれらを除外することが大切です。
主に以下の検査が行われます。
これらの検査で特に異常が見つからず、Rome IVの症状基準を満たしていれば、IBSと診断されます。
大腸内視鏡検査

大腸全体を内視鏡で詳しく観察し、ポリープやがん、炎症性疾患がないかを調べます。
- 50歳以上
- 血便・体重減少・貧血などの症状がある
これらの場合は、早めに大腸内視鏡検査を受けることが勧められます。
その他の検査
以下の検査はすべてガイドラインでは通常臨床検査として行うことが強く推奨されており、器質的疾患の除外診断において重要な役割を果たします。
- 血液検査
- 尿検査
- 便潜血検査
- 腹部X線(単純)検査
必要に応じて行われる補助検査
以下の検査は必要に応じて行われます、参考までに挙げておきます。
- 腹部超音波検査、腹部CT、MRI
- 便中カルプロテクチン・ラクトフェリン
- 糞便虫卵・細菌検査
- 乳糖負荷試験・呼気試験
注意が必要な症状

次のような症状がある場合は、IBS以外の病気の可能性がありますので、早めに医師に相談しましょう。
- 血便が出る
- 明らかな体重減少がある
- 貧血を指摘された
- 発熱や夜間の下痢がある
まとめ
IBS(過敏性腸症候群)は、大腸がんや炎症性腸疾患などの重大な病気が検査で見つからなかったときに考えられる、お腹の不調のひとつです。
「検査で異常がなかったから大丈夫」と思ってしまいがちですが、それでも腹痛や下痢・便秘などの症状が続いている場合は、IBSの可能性があります。
気になる症状があるときは、自分で判断で様子を見ずに、消化器の専門医に相談して、必要な検査をきちんと受けてください。
過敏性腸症候群(IBS)の治療
過敏性腸症候群(IBS)の治療は、症状のタイプ(便秘型・下痢型など)や重症度に応じて、以下のような方法を組み合わせて行います:
- 食事療法
- 生活習慣の改善
- 薬物療法
- 心理療法(必要に応じて)
IBSは一人ひとり症状の出かたや感じ方が異なるため、「自分に合った治療を見つけていくこと」が大切です。
食事療法
IBSの症状を軽くするには、規則正しい食事と十分な水分摂取が基本です。
そのうえで、以下の食品が症状を悪化させやすいとされていて、摂取を控えることが推奨されています。
- カフェイン(コーヒー・紅茶・エナジードリンクなど)
- 香辛料(唐辛子・カレー粉など)
- アルコール類
- 脂っこい食事(揚げ物など)
- 乳製品(牛乳・ヨーグルトなど)
- 不溶性食物繊維(ごぼう、豆類、玄米など)
- 高FODMAP食品(以下参照)
FODMAPとは?
FODMAPとは、小腸で吸収されにくく、大腸でガスを発生させやすい発酵性の糖質の総称です。
具体的には:
- Fermentable(発酵性)
- Oligosaccharides(オリゴ糖)
- Disaccharides(二糖類)
- Monosaccharides(単糖類)
- And
- Polyols(糖アルコール)

これらを多く含む食品は、腸内でガスを発生させてお腹の張りやおならを引き起こしやすく、IBSの症状を悪化させることがあります。
欧米の研究では、低FODMAP食によって症状が大きく改善したという報告が多く、近年日本でも注目されています。
生活習慣の改善
IBSの治療では、生活習慣の見直しも非常に大切です。
特に効果的なのは以下のような生活習慣です。
- ウォーキングや軽い有酸素運動
- 十分な睡眠・規則正しい生活
- ストレスをためこまない工夫

運動は、腸の動きを整えることで便秘や下痢の改善に役立ちます。
1日20〜30分程度のウォーキングからでも十分効果があります。
運動は心のリフレッシュにもなりますので、ストレスが症状に影響しやすいIBSでは特に重要です。
また、趣味や自然に触れるなどの気分転換をして、ストレスをため込まない工夫も大切です。
3. 薬物療法
IBSの薬は、症状のタイプ(便秘型・下痢型・混合型など)や重症度に応じて使い分けます。
主な薬の種類
症状タイプ | 主に使われる薬 |
---|---|
便秘型(IBS-C) | ルビプロストン(アミティーザ®) リナクロチド(リンゼス®) エロビキシバット(グーフィス®) ポリエチレングリコール(モビコール®) 酸化マグネシウム |
下痢型(IBS-D) | ラモセトロン(イリボー®) 下痢止め(ロペミン®、タンナルビン®、フェロベリン®) |
全般的に使われる | ポリカルボフィルカルシウム(ポリフル®) プロバイオティクス(ビオフェルミン®、ラックビー®、ビオスリー®、ミヤBM®) マレイン酸トリメブチン(セレキノン®) |
ストレスが強い場合 | 抗不安薬・抗うつ薬 |
便秘型の方の場合、頓用(必要なときだけ)でセンノシドなどの下剤を使うこともあります。
4. 心理療法
IBSでは、ストレスや心理的な要因が症状を悪化させることがあるため、必要に応じて心理療法(認知行動療法、ストレスマネジメントなど)が行われます。
心理療法は、一部の専門医療機関で行われており、不安やうつの傾向が強い方や、通常の治療で効果が乏しい方に効果的です。
治療のまとめ
IBSの治療は、「薬だけ」に頼るのではなく、食事・生活・心のケアを含めた総合的な対応が大切です。
症状のタイプや生活スタイルに合わせて、自分に合った治療法を見つけていくことが、症状改善への近道です。
草加西口大腸肛門クリニックでの【過敏性腸症候群(IBS)】の診療

「繰り返す腹痛や下痢・便秘がつらい」
「検査では異常がないのにお腹の不調が続く」
そんなお悩みで、当院には過敏性腸症候群(IBS)が疑われる患者さんが多く来院されています。
まずは丁寧な問診を行い、症状の出方や便の状態、食生活、ストレスの有無などを詳しく伺います。
IBSの診断は、がんや炎症性腸疾患などの「重大な病気でないことを確認したうえでの診断」が基本となるため、
必要に応じて大腸内視鏡検査などの検査をご案内しています。
特に、以下のような方には内視鏡検査をおすすめしています
- 50歳以上で一度も内視鏡を受けたことがない
- 血便や体重減少、貧血などの症状がある
- 家族に大腸がんの方がいる
IBSと診断された場合には、症状のタイプ(便秘型・下痢型・混合型など)に応じた治療方針を立てます。
食事指導や生活習慣の見直しに加えて、整腸剤や便通改善薬などの薬物療法を行い、
必要に応じて心理的なケアや外部の専門機関と連携した対応もご提案しています。
IBSは、「目に見える異常がない」ために周囲に理解されにくい病気ですが、
適切な診療により症状をコントロールでき、生活の質(QOL)を大きく改善することができます。
- 「市販薬で何とかしのいでいるが、効果を感じない」
- 「いつもお腹のことで不安になり、外出がつらい」
- 「がんなどの重大な病気ではないか心配…」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、専門医による丁寧な診療と検査、患者さんに合わせた治療方針の提案を通じて、
少しでも快適な毎日を過ごすためのお手伝いをしています。
まとめ

ここまで記事を読んでいただきましてありがとうございました。
『過敏性腸症候群(IBS)の原因・症状・治療・薬』についておわかりいただけましたでしょうか。
過敏性腸症候群の患者さんは近年増えてきていて、特に都市部や若い方での有病率が高いです。
「いつもお腹の調子が悪くて困っている…」
「朝の通勤通学の電車が毎日恐怖」
「お腹の調子が心配で外出や旅行に行けない…」
そのような方は、IBSかもしれません。
適切な治療をすることで、症状が改善でき、生活の質を上げることができるかもしれません。
「お腹が弱いから仕方がないか」とと自己判断せず、早めに病院で相談をしてみてください。
この記事が
- 皆様の健康維持
- 皆様の病気の早期発見・早期治療
- 皆様が大腸肛門科を受診する際の不安の軽減
これらのためにお役に立てれば幸いです。
『あなたとあなたの大切な人の健康と未来を守るために』
草加西口大腸肛門クリニック 院長 金澤 周(かなざわ あまね)
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参考文献
- 機能性消化管疾患診療ガイドライン2020ー過敏性腸症候群(IBS)(改訂第2版).日本消化器病学会
- 福士 審:過敏性腸症候群の診療総論ー現状と今後の展望ー.日本消化器病学会雑誌;116: 543-551, 2019
- 金子 宏,後藤秀実:過敏性腸症候群(IBS)の病態・診断・治療.日本内科学会雑誌;102: 70-76, 2013
- 田山 淳:過敏性腸症候群のセルフマネジメントプログラム.心身医学;65: 33-37, 2025
- 奥村利勝:過敏性腸症候群の最前線.日本消化器病学会雑誌;120: 203-208
- 田中義将,荻野治栄,伊原栄吉:過敏性腸症候群の病態に応じた段階的治療戦略;120: 218-230, 2023
- 福士 審:腸内細菌と過敏性腸症候群.日本消化器病学会雑誌;112: 1956-1965, 2015
- 金澤 素,福士 審:過敏性腸症候群の診断と病態.日本消化器病学会雑誌;120: 209-217, 2023
- 過敏性腸症候群治療薬ポリカルボフィルカルシウム(ポリフル®)の物理化学的および薬理学的特徴と臨床効果.日本薬理学雑誌;119: 185-190, 2002
- 石原俊治,三島義之,古谷聡史ほか:過敏視聴症候群の原因としての腸管の微細炎症.日本内科学会雑誌;109: 288-292