「夜間に急に腹痛がきて、その後トイレに行ったら下痢をして出血もしました!」
と突然の腹痛と出血に驚き来院される方がいらっしゃいます。
『虚血性腸炎(虚血性大腸炎)』は社会の高齢化に伴い増加傾向にあります。
しかし、若い人にも起こることもあるので注意が必要です。
この記事では、最新のガイドラインや論文を参考にしながら、皆さんが虚血性腸炎についておおまかに知ることができるように、
大腸肛門科医の立場からわかりやすく解説をしていきます。
この記事の内容
- 虚血性腸炎とは?
- 虚血性腸炎の原因
- 虚血性腸炎の分類
- 虚血性腸炎の症状
- 虚血性腸炎の検査・診断
- 虚血性腸炎の治療
- 虚血性腸炎になったときの食事
- 草加西口大腸肛門クリニックででの【虚血性腸炎】の診療
この記事の信頼性
この記事を書いた私の名前は「金澤 周(かなざわ あまね)」です。

埼玉県草加市にある、草加西口大腸肛門クリニックの院長です。
また、大腸と肛門の専門医であり指導医でもあります。
そして、毎年約1,000件の大腸内視鏡検査を行っています。
これを読めば、『虚血性腸炎の原因・症状・治療・食事』が分かります。
『あなたとあなたの大切な人の健康と未来を守るために』
それでは始めていきましょう。
虚血性腸炎とは?

虚血性腸炎(きょけつせいちょうえん)とは、大腸の血流が一時的に悪くなり、腸の粘膜が炎症を起こす病気です。
わかりやすく言うと、大腸の「軽い心筋梗塞」のような状態です。

血流が不安定になりやすい、脾湾曲部やS状結腸などの、「ウォーターシェッド領域(血流が乏しい部位)」におこりやすいです。
国内の疫学調査によると、虚血性腸炎は社会の高齢化に伴い患者さんは増えていて、
特に80歳以上の高齢者が全体の約8割を占めます。
また、1970年代には10万人あたり6人前後だった発症率が、
2000年代には約23人まで上昇していて、その背景には
- 動脈硬化
- 便秘の影響
- 生活習慣病の影響
などがあると考えられています。

虚血性腸炎は多く場合、左側の大腸(下行結腸やS状結腸)におこり、自然に回復する「一過性型」が中心ですが、
右側の大腸に起こった場合は重症化しやすく、
- 腸の壊死(腸がくさること)
- 腸管穿孔(腸に穴があくこと)
になることもあり、手術が必要になるケースもあります。
高齢者、動脈硬化、糖尿病、透析中などの背景疾患がある人は、
虚血性腸炎になるリスクが高く、注意が必要です。
虚血性腸炎の原因
1. 便秘による腸管の圧迫

最も多い原因が 便秘 です!
腸内に便が溜まりすぎると、大腸の血管が圧迫され、血流が悪くなります。
その結果、大腸の粘膜がダメージを受け、炎症や潰瘍が起こります。
特に 高齢者や女性に多い のが特徴で、便秘気味の方は要注意です!
また、便秘による腸内圧の上昇が血流低下を引き起こし、虚血性腸炎のリスクを高めることが報告されています。
2. 動脈硬化と血管の狭窄
動脈硬化 によって血管が狭くなると、大腸への血流が低下します。

特に脾彎曲(ひわんきょく)部やS状結腸 などの、
「ウォーターシェッド領域(血流が乏しい部位)」が影響を受けやすく、
そこに炎症が起こることが多いです。
さらに、高血圧、糖尿病、慢性腎疾患などの基礎疾患を持つ方では、
血管の柔軟性が低下し、虚血性腸炎を発症しやすいことが報告されています。
3. 血栓や塞栓
腸の心筋梗塞というだけあって、血栓や塞栓(血の塊や異物による血管閉塞)が原因になります。
特に、心房細動や心筋梗塞などの心臓疾患を持つ人では、
心臓内で形成された血栓が腸の動脈に流れてきて塞栓を起こすことがあります
4. 低血圧や脱水
心不全、大量出血、ショック、手術や麻酔の影響で低血圧となり、
腸への血流が低下することが虚血性腸炎の原因となります。
また、下痢や利尿剤の使用、過度の発汗や水分摂取不足により脱水となり、
血液の粘度が上昇することで血流が低下し、虚血を引き起こす要因となります。
5. 薬の影響

血管収縮作用や血流低下を引き起こす薬は、虚血性腸炎のリスクを高める可能性があります。
代表的な薬として以下のものが挙げられます。
- 経口避妊薬(ピル)
- 降圧薬(特にβ遮断薬)
- 利尿剤
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- 経口充血除去薬(プソイドエフェドリン、フェニレフリン)
6. 精神的ストレスとライフスタイル
ストレスがかかると交感神経が活発になり、血管が収縮して腸の血流が低下します。
また、最近の研究では喫煙、過度な運動、過剰なアルコール摂取も虚血性腸炎のリスクを高める要因であると報告されています。
虚血性腸炎の分類
虚血性腸炎は症状の経過や、炎症が起こる場所によって分類され、
診断と治療方針を立てていく上で非常に重要です。
やや細かい内容になるので、症状について知りたい方はとばしていただいて結構です。
症状の経過による分類
虚血性腸炎の症状の経過により、以下の3型に分けられます(Marstonら1966年)。

一過性型
全体の約65%と頻度が最も高いです。
クリニックに来院される方もほとんどが一過性型です。
粘膜の浮腫や出血性びらんなどが一時的にみられますが、多くは腸を安静にして様子を見ることで、数日以内に自然に回復し後遺症も残りません。
狭窄型
約25%にみられます。
炎症がおさまった後に、粘膜の繊維化が進み、腸が硬くなり腸が狭くなります(腸管狭窄)。
腸の動きが悪くなりお腹が張ったり、腸閉塞を起こすことがあります。
内視鏡による治療や手術が必要になることがります。
壊疽(えそ)型
約10%とまれですが、最も重症なタイプです。
血流不足が長く続いたために、腸の一部が壊死(腐って死んでしまう)してしまい、
穿孔(腸に穴があく)や、腹膜炎、敗血症、ショック状態になることもあり、緊急手術が必要です。
致死率も高く、迅速な診断と治療が必要とされます。
炎症のおこる場所による分類
血流支配の違いや基礎疾患により、以下のように分類されます。

左側型
虚血性腸炎の大多数がこの型で、下行結腸からS状結腸によくおこります。
鮮血便や左下腹部の痛みで発症することが多く、
自然に警戒する一過性型が多いのが特徴です。
右側型
上行結腸に虚血性変化がおよぶタイプで、特に人工透析中の人や、上腸間膜というお腹の血管が狭い人に多くみられます。
便に血液が混ざらないことも多く、突然の腹痛や意識障害のようなショック症状で気づかれることもあります。
壊死型や重症化するリスクが高いです。
広範型
広範型の虚血性腸炎は、めったに起こりませんが、もし起きた場合は大腸全体に血流障害が起きていて、とても危険な状態です。
症状が重く、手術や集中治療が必要になることもあるため、早期の診断と対応が命を守るカギになります。
虚血性腸炎の症状
クリニックで診療をしていて多い、虚血性腸炎の症状の典型的なパターンは、

「夜間に、突然左下腹部〜下腹部痛が起こり、トイレに行くと下痢をして、その後血混じりの便が出る」
というものです。
深夜〜朝方に出血するため、翌日に病院を受診するケースが多いです。
以下に虚血性腸炎の症状について少し詳しくみていきます。
突然の腹痛

最も多い症状は、左下腹部〜下腹部の急激な腹痛です。
痛みは、「シクシク」「キリキリ」とした刺すような痛みで、
患者さんによっては、
「急にお腹をつかまれたような感じ」
「これまで経験したことがないような痛み」
と非常に強い痛みになる場合もあります。
腹痛は、排便後にやや軽くなることが多いのも特徴です。
頻回の便意・下痢

炎症を起こした腸が過敏になり、強い便意が何度もおこることがあります。
これを「しぶり腹」といいます。
実際にはあまり便が出なかったり、水っぽい下痢便や泥状の便が出ることが多いです。
排便後も「まだ出そう」「すっきりしない」と感じる人も多いです。
血便

発症から数時間以内に、血の混じった便が出ることがあります。
色や状態はさまざまで、「赤い血が混じった便(鮮血便)」から「暗赤色の粘液状の便(粘血便)」まであります。
「トイレの水が真っ赤になった」と表現されることもあり、
軽症の場合は腹痛があまりなく、出血で発見されることもあります。
発熱
多くは軽度の発熱(37〜38℃)にとどまりますが、壊疽型や広範型などの重症例では高熱を伴うことがあります。
吐き気・嘔吐
腸の運動異常や炎症による影響で、悪心(吐き気)や嘔吐を伴うことがあります。
特に右側型や広範型、または高齢者では、腹痛よりもこうした症状が目立つこともあります。
虚血性腸炎の検査・診断
虚血性腸炎の診断では、問診やお腹の診察をもとに、必要に応じてお腹のCTや大腸内視鏡検査、血液検査などを組み合わせて判断します。
この病気は、他の腸の病気(感染や大腸がんなど)と似たような症状を示すことがあるため、
いろいろな角度から情報を集めて、正確に診断することが大切です。
また、腸の状態がどのくらい悪くなっているか(重症度)を知るためにも、画像検査や血液検査が役立ちます。
問診・身体診察

まずは問診で、
- 腹痛の部位や出現時間
- 下痢の有無など排便の変化
- 血便の有無や性状(鮮血・粘血など)
について詳しく確認をします。
身体診察では、お腹の触診をして、痛みの部位の確認をします。
次に、直腸肛門診診察で出血の状況確認をします。

当院では、肛門鏡(こうもんきょう)という専門の器械を使って診察をすることで、
出血の色や程度などをより詳しく知ることができます。
ここまでの情報だけでも、虚血性腸炎を強く疑う材料になります。
腹部CT検査

ACGガイドライン(アメリカ消化器病学会のガイドライン)では、
虚血性腸炎が疑われる患者さんに対して、第一選択として腹部CT(造影剤の使用を含む)が推奨されています。
腹部CTは、病気の場所や広がり、腸の状態を詳しく調べるためにとても大切な検査です。
腹部CT検査では、
- 炎症が起こっている腸の壁のむくみ
- ガスがたまっている様子
- 腸の壊死(くさること)や穿孔(穴があくこと)
などが確認できます。
これにより、病気の重症度や、手術が必要かどうかの緊急性の判断に役立ちます。
大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査は、虚血性腸炎の診断確定に最も有用な検査です。
先ほどのガイドラインでは、症状出現から48時間以内におこなう早期内視鏡検査が推奨されています。
内視鏡では、粘膜の紫斑やびらん、潰瘍などの虚血性の変化を確認できます。

さらに、生検(組織検査)をすることにより、
- 感染性腸炎
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)
- 大腸がん
などの、似た症状をおこす他の病気と区別(鑑別)することができます。
※ ただし、腸管穿孔や高度の腸管壊死が疑われる場合は、内視鏡検査は禁忌とされ、CTでの評価が優先されます。
血液検査

血液検査は、炎症の程度や全身状態を把握するために行われます。
まずは、
- 白血球数(WBC)の増加
- C反応性蛋白(CRP)の上昇
などをみて炎症の程度を調べます。
また、重症例では、代謝性アシドーシス、低アルブミン血症、電解質異常などもチェックします。
潰瘍性大腸炎の治療
虚血性腸炎の治療は、病気の重さ(重症度)に応じて大きく変わります。
軽い症状で済む方もいれば、入院や手術が必要になる方もいます。
ここでは、軽症から重症までの治療の流れを説明していきます。
軽症〜中等症の場合:保存的治療
症状が軽い場合から、少し重くて経過をよく見ていく必要があるようなケースでは、
「お腹を休ませる治療(保存的治療)」により症状は回復していきます。

具体的には、以下の通りです。
- 食事を一時的に止めて(絶食)腸を安静にする
- 水分補給(経口補水液など)で脱水を防ぐ
- 口から水分が取れないときは点滴をする
- 症状に応じて抗菌薬を使う
これらにより、通常は数日〜1週間程度で症状は改善することが多いです。
食事を始めるタイミングは、お腹の症状と相談しながら慎重に決めていきます。
重量例・合併症がある場合:外科手術

虚血性腸炎の約15〜20%の方では、次のような重い状態になった場合に手術が必要になります。
- 腸に穴があいてしまった(穿孔)
- 腸の一部が壊死してしまった
- 出血が止まらない
- 全身状態が急激に悪化している
このような場合、手術によって壊死した腸の部分を切除したり、感染が広がるのを防いだりする必要があります。
手術は体に負担がかかるため、年齢や体力、持病などを考えながら慎重に判断します。
そのため、保存的治療を続ける中で「これ以上は危険」と判断された時には、
内科と外科が連携して速やかに治療方針を切り替えることがとても重要です。
虚血性腸炎になったときの食事
軽症〜中等症で外来通院可能な虚血性腸炎の治療は、「腸を安静に保つ」ことが最優先です。
このため、最初は一時的に食事を控える(絶食)が必要です。
この間は、水分のみで過ごす必要があるので、
- 水・お茶
- 経口補水液
- ゼリー飲料
- 具のないスープ
で水分補給をし、脱水を予防しましょう。
腹痛・下痢・出血の症状が改善してきたら、
- うどん
- おかゆ
などから再開してみましょう。
そして、1週間くらいしたら、ご飯・魚・豆腐など消化の良い食事へ上げてみてください。
下は食上げの一例です。

実際は、軽症の場合などは、症状の回復がもっと早いことも多いので、
3日目くらいからお粥やうどんを開始し、5日目くらいからご飯が食べられることもあります。
おなかの調子が普段通りに戻るまでは、
- 脂っこいもの
- 食物繊維が多い野菜など
- アルコール
辛い食べ物
などは、症状が悪化するリスクがあるため避けましょう。
虚血性腸炎の予防のためにできること
虚血性腸炎は、高齢者や動脈硬化、便秘、脱水などがきっかけとなっておこりやすい病気です。
日常生活の中で以下のような点に気をつけることで、虚血性腸炎の予防につながります。
便秘の予防

まず大切なのは便秘の予防です。
腸に強い圧力がかかると血流が悪くなり、虚血が起こりやすくなります。
野菜や海藻などの食物繊維を意識してとり、水分は1日1.5〜2L以上を目安にとりましょう。
ウォーキングや軽いストレッチも腸の動きを助けます。
血管の健康を保つ
次に、血管の健康を保つことも重要です。
塩分を控え、良質な脂をバランスよくとりましょう。
高血圧や糖尿病のある方は、定期的に通院をして血圧や血糖値のコントロールをしっかりしましょう
また、喫煙は血管を収縮させ、リスクを高めるため禁煙をおすすめします。
脱水の予防
また、脱水の予防もポイントです。
とくに高齢者では喉の渇きを感じにくいため、こまめな水分補給を習慣にしましょう。
ストレスを減らす

さらに、ストレスも腸に悪影響を与えるとされています。
睡眠をしっかりとり、趣味や運動でリラックスする時間を大切にしましょう。
心と体のバランスが、腸の健康にもつながります。
草加西口大腸肛門クリニックでの【虚血性腸炎】の治療

当院では、急な腹痛や血便を主訴に来院される方が多くいらっしゃいます。
中でも、
「突然お腹が痛くなった」
「トイレで鮮やかな血が出てびっくりした」
といった症状は、虚血性腸炎の初期症状としてよく見られるため、丁寧な診察を心がけています。
まずは問診と診察(腹部診察・直腸診など)を通して、症状の経過や痛みの場所、便の性状、持病や服薬状況などを詳しく確認します。
そのうえで、虚血性腸炎が疑われる場合には、血液検査や必要に応じて大腸内視鏡検査を行い、診断と重症度の評価をします。
症状が軽く、全身状態が安定している方の場合は、
外来での保存的治療(絶食・水分補給)と自宅での安静を基本とし、必要に応じて経過観察のため通院していただきます。
一方、強い腹痛・脱水・発熱・全身状態の悪化が見られる方や、
CT検査や点滴治療、入院管理が必要と判断されるケースでは、近隣の総合病院と連携し、速やかに紹介いたします。
また、虚血性腸炎の陰に大腸がんやポリープなどの病気が隠れている場合もあるため、
これまでに大腸内視鏡検査を受けたことがない方、または数年以上経っている方には、症状が落ち着いてから検査をおすすめしています。
「急にお腹が痛くなって心配」
「血便がでておどろいた」
「大腸がんだったらどうしよう…」
このような不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ

ここまで記事を読んでいただきましてありがとうございました。
『虚血性腸炎の原因・症状・治療・食事と予防法』についておわかりいただけましたでしょうか。
虚血性腸炎は高齢者の方に多いですが、若い方でもおこります。
また、ほとんどはお腹を安静にすることで自然に良くなりますが、入院が必要となるケーズもあります。
「突然の腹痛や下痢と血便…」
そんなときは 「ただの一時的なストスによるものだろう」と自己判断せず、早めに医療機関を受診 してください。
この記事が
- 皆様の健康維持
- 皆様の病気の早期発見・早期治療
- 皆様が大腸肛門科を受診する際の不安の軽減
これらのためにお役に立てれば幸いです。
『あなたとあなたの大切な人の健康と未来を守るために』
草加西口大腸肛門クリニック 院長 金澤 周(かなざわ あまね)
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